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しずちゃんにっき
日記はmixiに移行しました。投資関連の記事はこちらに書いていこうと思います。
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書いてる人はこんな人
なまえ:
桜海 枝杜来(さくらみ しずく)
セックス:
生まれた日:
1985/04/22
こんな人:
なんだか金融と縁が深い20代女子。信販(審査)⇒信販(督促)⇒銀行⇒投資顧問⇒信販(審査)と辿ってきました。笑。
文才がある、というか時々神様が降臨します。展示室に詩文を展示してます。
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昔、犬を飼っていました。

ミニチュア・シュナウザーと、シベリアンハスキー。

母が、祖母の姉から譲ってもらったシュナウザーの名は、レオ。
わたしよりも年上で、わたしも弟も幼い頃は、彼に遊んでもらった。
彼は母を愛していたし、母の子である姉弟も愛してくれた、
噛み付かないし、無駄吠えもしない。温厚で、優しい性格。

本当に賢い犬だった。

昔むかし、わたしがまだ生まれる前。
母のオウムが逃げ出したことがあった。
それを捕まえたのは、彼。
噛み付いたりしないで、オウムが怪我をしないように、逃げないように。
地面に抱え込むようにして、飼い主を待った。




わたしが小学校に上がって、彼も年を取った。
やがて、病気が判明した。
尿道結石、それも、重度の。

夜中に心配で、何度も彼を見に行ったことをよく覚えている。
いつ、大切な家族が、大切なお兄さんがいなくなってしまうのかと。

それは、恐怖だった。


あるとき、ハスキーの仔犬を引き取らないかという話をもらった。
4頭産まれて、貰い手がない最後の子だった。
両親と、弟と、わたしと、みんな賛成した。

名前は、すぐに決まった。
当時弟が大事にしていたハスキーのぬいぐるみが、ベルという名だったから。


ベルと呼ばれるそのオッドアイのやんちゃなハスキーは、先住犬の寿命を確実に伸ばした。

やんちゃな子犬につられるように、レオも元気になった。


庭を駆け回り、一緒に散歩に行って、川で泳いだ。
わがままで食いしん坊で、変食。何でも食べる。
遊ぶのも大好き。
まだ幼い姉弟の、世話の焼ける弟。


でも、やっぱり、14歳という高齢で。
あの日、レオは、他界した。

小学校の野外学習、そのオリエンテーションの日。



わたしは、不思議に予感していて。
彼が苦しんでいる間、ずっと動悸がしていた。

大急ぎで帰宅したら、予感が的中していた。

たくさん、たくさん泣いた。
涙が枯れるくらい。
それから、いっぱい「ありがとう」を言った。


そう、不思議な死の予感を、確実に感じたのは、あの日。

昔はね、枕を南に、ベッドを置いていた。
家族4人分、並べて。


目覚めると、それが北向きになっている。

それはお釈迦様が教えてくれる、死の予感。

覚悟しなさい、と。


一番初めは、熱帯魚だった。

北枕で目覚めてから数日後、水槽のヒーターが暴走した。
エンゼルフィッシュ、ネオンテトラ、グッピー、コリドラス、プレコ。
全滅した。

不気味な予感が現実のものとなったわたしは、ショックを受けた。

もう二度と、起こりませんように。
ひたすら祈った。


次は、桜文鳥。
また、北枕の日から数日後。
今度は、アオダイショウが家にやってきて、丸呑み。

なんていう苦痛だったろう。
なんという恐怖だったろう。


わたしも、からだが震えるのを感じた。


そして、レオの死。

彼が他界して、1年。
後を追うようにベルも世を去った。

癌だった。

4歳の誕生日も迎えられないまま、前夜には、すべてを悟ったように中空を眺めていた。

そして、翌朝、冷たくなっていた。

報告に来た祖母の声を、今でも覚えている。



二頭は、今も名古屋市内の動物霊園で眠っている。
時々、お参りに行く。

最近行けていない。
落ち着いたらまた、大好きだったジャーキーとビスカルを持ってお参りに行こう。




あれから数年が経った夏の日。
わたしが一番荒んでいたとき。
学校にも行けず、人も信じられず、なんにも楽しくない。
通院と勉強だけの毎日。
空虚で、苦痛で、なにもない。ただ暑いだけだった夏のある日。

一匹の猫が、家を訪ねてきた。

玄関で、家の中に向かってか細く鳴いていた。

それが、今の通称駄猫、にゃおちゃんです。

彼女は、本当に賢い猫。


当時はがりがりに痩せていて、与えた食べ物を嬉しそうに食べた。
それから彼女は通い猫になった。
毎晩夕飯時になると、玄関に座り込んで網戸の向こうに呼びかける。


だんだんとお腹が大きくなって、お腹に赤ちゃんがいるらしいことが、わかった。
「家で産まないでね」と繰り返し言ったのが、通じたんだろうか。

お盆のある日、ご飯を貰いにきた彼女は、仔猫をくわえていた。

まだ目も開いていない、ネズミ色の仔猫を、たった一匹。
痩せた彼女には、一匹が限界だったのかもしれない。

慌てて昔、わたしと、弟と、犬と、代々、「小さな守るべきもの」が寝かされたカゴが用意された。
プラスチックの、ピンク色の大きなカゴ。
タオルやらいらない毛布やらを敷いて、仔猫を安心して育てられる場所を確保した。

秋になって、大雨が降った。
近所の子どもが、じゅにあを野良の仔猫だと勘違いして連れて行こうとした。

いろんなことが起こって、

一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、親子の性格もわかってきた。

彼女とその子は、奇妙なほど、レオとベルに似ている。
家族の中で「お盆に、レオちゃんとベルちゃんが帰ってきたんだ」という結論に達した。

そうじゃなくても、あの二頭が愛してくれる人間がいる家へ導いたに違いない。
にゃおちゃんは、確信を持って家の前で呼びかけてた。
「うちに来られて、本当に幸せだ。」
家族は口々に言う。



まだまだ世話の焼ける姉弟を、遊び足りない弟を連れて。
様子を見に来てくれた。きっと。
猫の姿になって。


ありがとう。


もう少し、いっしょにいてね。

あの子たちも、もうすぐにおばあちゃん、おじいちゃん。
じゅにあも、ベルちゃんの倍、生きたことになる。


でも、もう少し。一緒に居させてね。

またお別れしても、またきっと、家にきてね。
また一緒に、幸せに暮らそうね。




愛されていた同居者が、猫の姿を借りて戻ってくる。
友人のひとりも、同じことを言っていたよ。
愛していたハムスターが他界して数年、つらいつらい時期に、三毛猫になって帰ってきたって。



猫は不思議な生き物だって言われる。
わたしは、ゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄ってくるシマシマが、幸せであればいいと思う。
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無題
家にも昔、猫が住みついていた。
よく爪を立てられ怪我をしたけど可愛い奴だった
何年も一緒に暮らしていた
ある日、僕が高熱を出して寝ていた時に悲劇が起こった
当時の家は町の主要道路の面していたため交通事故で車と衝突して逝ってしまった。
辛くて一人泣いた記憶がある
当時飼っていた猫は一匹だけではなかった
けどみんな交通事故で死んでしまった
弱虫だった僕は亡骸を見ていない
怖かったし信じたくなかった
昔は車なんてモノ、運転するものかと決めてた
でも免許を取り車もバイクも乗っている
いまでも、お墓参りをする時は何十年も前に飼っていた猫のお墓も一緒にお参りする
そして毎回「自分の運転で動物を殺めませんように」とお願いする
いまでも当時逝ってしまった猫が帰ってくる気がする。
でも、もう猫は飼えない
別れが怖いから。。。
ぶる 2007/09/05(Wed)00:57 編集
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