ナイトメアビフォア ナイトメア

眠りが浅い。

奴の部屋に行ったら眠れるかと思ったけど、そうでもなかった。



眠って起きると、すごく疲れている。
疲れでまた眠ってしまう。

エンドレス。


眠っている間、酸欠状態。
すごく眠りが浅くって。
悪夢ばかり見る。

一度苦しくて目を覚ましても疲れて眠ってしまうと、また悪夢の続き。

不思議なことに、
いつもは夢の続きなんて見ないのにね。


戦争。
北朝鮮が攻めてくるか、
台風が来るか、
地震が起こるか、
何かに追い掛けられているか。


女の子が追ってきていた。異様な雰囲気で。
追い付かれたら大変なことになる。
必死で逃げた。

学校に逃げ込んで、走って、走って。
息が切れる。
でも止まってはいけない。

途中、何度か目覚めたけれど。
目覚めてもまた夢に引き戻される。


その前はね。
何かよくわからない、自然災害。
地震？
でも、空にまつわる災害みたいだった。
曇り空に、鈍いオレンジ色の大きな光。


それを、予知しているの、わたし。

どこに行ったら逃げられるか、逃げ惑っているの。
雪が積もっている灰色の道とか、
褪せたピンクと黄色の人込みとか。
ボロボロのテーマパーク。

そして、おちてきた。

母や父と、避難した。
うろうろ。


雨のざあざあ降っていた。雨漏りのする駅と、電車。
駅ビルに逃げ込んだ。

二階から、三階、青い看板の出ているお店に上がる階段は床が抜けているの。

わたしは、なぜかそれも知っていて。
母に、注意を促して。
母は登れたけど。でも。

わたしは、恐怖を感じていた。

ここで目が覚めて、あんまり苦しくて。
また悪夢に引きずり込まれそうになるから。
重たい身体、引きずって起き出して。

身体じゅう冷たくて、冷たいお茶なんか喉通らない。


最近、こんなんばっかり。

苦しいよ。

安眠をください。