1秒後は、まっくら闇の中。

8日夜から、家を空けます。
その予定です。

行き先は、いつものとおり、だけど。

まだ、本当に行くのかどうか、決めていない。



あんなことがあって、それほど時間は経っていない。

それどころか

ふたりのあいだに、まだ愛は、微かにでも存在しているのかな。







このごろ恋人のことを思うと、死にたくなります。


死んでしまえば、逃げられる。

そうでしょう？


でもね。


結婚してしまえば、少なからぬ遺産は、彼にも渡るでしょう。

でも、結婚しなければ、わたしが、貰われ子になった理由が、ない。




あと何年我慢したら、いいんだ？




彼に対して抱く感情は、恐怖。
それから、依存。



だってこんな救いようのない女、誰も愛しちゃくれないんだから。










それでも

つらいものは、つらくて。




行かなかったら、どうなるの？


もう二度と、足が向かなくなるんじゃ、ないの？




彼と話をするたびに、胃がきりきりと痛んで。
髪を梳かすと、たくさんの毛が抜け落ちる。



でも依存は、しているしね、これだけ負担をかけているの、返せていないしね、もう7年もつき合っているしね。
町田も、好きなんだ。


別れ話なんて、できるわけ、ないじゃない…。


そのことを考えると、やっぱり胃は痛くなるし、
無意識に髪を引き抜こうとするし、
涙は、とまらなくなるし。




でもね、このままずっとつきあっていてもね、幸せになれないことは、わかりきっているんだ…。



















逃げたい




































しにたい。














しねない。














わたしは、どこへ…？