The LOVE of a pawn

吐き気がする。

仕事しすぎるって怒られるのはどうしてかなぁ。
だって他人なんて信用しちゃいけないし。
頼みごとは叶えられないものだわ。

来月の出勤もやけに少ないし。
必要ないのかな。
辞めろってことか。
でも辞めるなんて言うとどうせ必死で止めるんだ。

そう考えると、会社の夜間通用口をひとりで抜けて外に出る行動が、やけに不自然に思えてきた。
もう何度通ったか、何百回としたことなのに。


彼さんにもかまってもらえないし。
意味のわからないメールばかり、届く。


繋ぎ止められない。
わたしはもう、女ですらないだろう。


利用されて



捨てられる




わたしも情がうつっちゃって、依存して、必要だから。

それで傷つく。


いつものことだろう？

それなのにどうして、周りのもの皆こんなにも愛しい

捨てられるなんて怖れない
どれだけ傷ついたか知れないから




ああ


死にたいね


なくなってはじめて、どれだけ大切だったか、わかるんだ。

どうせ利用されてるだけ。

大した意欲もないし
必要でもないなら

いなくなっても、いいよね？


今は安定しているはずの時期。
生理も終わって。もうすぐ排卵。
新しい命を紡ぐ準備期だもの。


それなのに、地下鉄の中でさえ溢れる涙を抑えられない。
感情をコントロールできない。



壊したい。


壊したい…。




ねえ。

閉じ込めて、どこかにいってしまうくらいなら。

ねえ。

殺してよ